MHL-HDMI変換を試す

以前秋葉原でMHL-HDMI変換ケーブルを購入してきました。MHLとはMobile High-definition Linkの略称でUSB端子を用いて映像出力を行う規格です。最近では対応機種も増えてきており比較的新しいGALAXYシリーズやXperiaシリーズ(GX,SX)などで利用可能となっているようです。

テクノハウス東映で購入、880円

各社から1500円前後の価格で販売されていますが今回購入してきたケーブルはノーブラバルク扱い(初期不良交換2週間のみ)のものです。

環境
スマートフォン:GALAXY NEXUS(SC-04D)
ディスプレイ:三菱 RDT222WM
マウス:BUFFALO BSMBB08SV
キーボード:ELECOM TK-FBM023EBK


付属品はないのでHDMIケーブルとUSBケーブル(給電用)は別途用意する必要があります。給電をしないと映像を出力することができませんでした。


ちなみにBluetoothマウスとキーボードも使用しています。ウェブブラウジングなどの目的で使用する場合は必須になるかと思います。なお画面出力はスマートフォン本体と連動しているためスリープにするとモニタへ出力している画面も落ちてしまいます。


GALAXY NEXUSの解像度である1280x720で出力されています。解像度はスマートフォン側に依存するようです。接続時はスマートフォン、モニタ側双方とも強制的に横画面になります。


マウスのホイールや戻るボタンの使用も可能です。

こちらは標準ブラウザ使用時

また私の環境ではChrome使用時にBluetoothキーボードで英数-かな変換がうまく使用できませんでした(但しキーボード自体の影響の可能性あり)。

ひとつ不便に感じたのはスマートフォン本体のディスプレイ操作では当たり前に行なっている画面の拡大縮小がマウス操作では出来ないということです。そのためいちいちマウスから手を離してスマートフォンを操作しなければなりませんがこれががめんどくさく感じました。

というわけで実際に使用してみましたがPCが使えない環境でウェブブラウザなどを使った細かい作業(=ブラウザを介したクラウドサービス)をする場合には効果があると思います。
しかしスペック的な面でPCの代わりに常時この環境を使用するというのはあまり現実的でない気がします。マウスとキーボードを使用しているということで体感的にはPCですがそれが余計にモッサリ感を与えているようです。但しスペックに依存する面ではあるので機種により異なるかもしれません。

なお使用時に給電しているのでスマートフォン自体は充電扱いになっていますが今回の環境では消費のほうが大きく、残量を維持するどころか低下してしまいました(他のケーブルでは不明)。また今回使用したGALAXY NEXUSですが発熱が気になりました。やはりデバイスの負荷は小さくないようです。

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