Windows8の高速起動について

Windows8の注目機能の一つとして高速起動が挙げられます。これは文字通り電源ボタンを押してからPCが起動するまでの時間を短縮するというものですが2つの技術によって成り立っているようです。

1.高速スタートアップ
こちらはWindows8側に備えられている機能です。いまいち詳しいことはわかりませんがハイバネーション(休止状態)を用いて深いスリープ状態に入り、電源投入時からの起動時間を短縮しているもののようです。
しかし裏を返せば完全にシャットダウンされていないという点は注意が必要かと思います。
では完全なシャットダウンをするにはどうしたらいいのかということですが高速スタートアップまたは休止状態を無効化する必要があるようです。

2.FastBoot
こちらはマザーボード側が有する機能です(対応マザーのみ)。これはPOST時に必要最低限以外のデバイス(USBやディスプレイ)の読み込みを切断することにより起動を高速化するものです。インテル純正マザーでは早くから取り入れられてきましたがWindows8発売とともに各ベンダーが取り入れているようです。
注意点としてはUSBデバイスがOSが起動するまで使えなくなってしまうので当然USBキーボードも使えなくなってしまいBIOSに入ることができなくなる点です。BIOSに入るにはCMOSをクリアして設定をリセットするかOS側から再起動時にBIOSに入るように設定するしかありません(マザーボードベンダーから専用のアプリケーションが配布されている場合があります)。
FastBootの一部機能はWindows8以外でも使用することができます。設定はBIOS上で変更可能となっています。
FastBoot機能有効時、無効時の比較

というわけで上記2つの機能によりOSの高速起動が図られているようです。しかし起動時間を左右する一番の要因はストレージデバイスにSSDを使用しているか否かということかとではないでしょうか。特にコールドブートではHDDと比べ雲泥の差があります。

11/08追記
一部記事修正。

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