2013/01/14

海外ROM適用済みのSC-02Bでモバイル通信が可能に

※4.3ベースROMでは対応カーネルが必要です。

国内版GALAXY S(SC-02B)はdocomoによるサポートが2.3.6で打ち切られ、SAMSUNGでもICS以上のアップデートは行われませんでした。しかし国内外の有志によりGB、ICS、そしてJBのカスタムROMが開発され賑わいを見せていました。海外有志のカスタムROMはSC-02Bでも利用できますがモバイル通信(通話、モバイルネットワーク)が繋がらないという欠点がありました。国際版と国内版では使用されているチップが一部異なるためです。

そんな中以前から何とか海外ROMで通信する方法が思案されていましたが自分でビルドしなければならないなど若干ハードルの高いものでした。しかし最近xdaにてCWMを用いて簡単にこれを行う方法が公開されました。


通常ベースバンドバージョンはただ単に海外ROMを導入しただけでは"不明"と表示され、通話やモバイルネットワークへの接続は全く出来ませんでした。しかし以下のxdaのスレッドで公開されている方法を取ると上記スクリーンショットのようにベースバンドバージョンやSIMが認識され通信が可能となりました。

[SC-02B][CM-10.1_PATCH]Howto install I9000 CM-10.1 ROM to GS1 NTT Japan (xda)

というわけでそれほど難しい方法をとることもなく導入出来ましたので簡単に手順を追ってみたいと思います。以下は私がうまくいったというだけで必ずしもうまくいくとは限りませんし、最悪端末が起動しなくなる可能性もあるかと思います。その際は責任は負いかねますのでご注意下さい。

準備するもの
・odin
・CF-Root-XX_OXA_JVT-v4.3-CWM3RFS.zip
・cm-10.1-20130112-NIGHTLY-galaxysmtd.zip (ROM本体)
・gapps-jb-20121212-signed.zip (Playストア)
・sc02b-OMLC4-modem.zip (LC4 Modem)
・nitest_sc02b-0112.zip (Kernel)
・sc02b-ril-gps-blobs.zip (Blobs LC4)
・JB_BigMem_26-aug-12.zip

※注意1
・以上は上記のxdaのスレッドの関連リンクから集められるかと思います。
・SC-02Bの準備としてはこちらの方法を使って2.2(Froyo)から始めました。他のバージョンでは未確認です。
・odinの使用方法はこちら。一部箇所の詳しい説明は最下記の関連記事を参照してみてください。

手順0
・ダウンロードしたcm-10.1-20130112-NIGHTLY-galaxysmtd.zipを解凍、META-INF→com→google→androidへ移動しupdater-scriptをテキストエディタで展開、最初の5行を削除する。そして再度すべてのファイルをzip圧縮する(GT-I9000の記述がある場合のみ、詳しくはこちら)。
・ダウンロードしたファイル(odin、ROM、CF-Root-XX_OXA_JVT-v4.3-CWM3RFS.zip以外)と上記で変更を加えたROMをSC-02Bの内部SDカードまたは外部SDカードへコピーする。

手順1
・ダウンロードしたCF-Root-XX_OXA_JVT-v4.3-CWM3RFS.zipを展開しCF-Root-XX_OXA_JVT-v4.3-CWM3RFS.tarを取り出す。
・odinを起動しSC-02Bをダウンロードモードで接続、CF-Root-XX_OXA_JVT-v4.3-CWM3RFS.tarをPDAにセットして焼く。
・Messageに"removed"と出れば完了、端末を取り外す。

手順2
・端末の電源を入れ、CWM Recoveryに入る。
・各種wipe実行後、変更を加えたROMとgapps-jb-20121212-signed.zip、nitest_sc02b-0112.zipを焼く。
・CWM Recoveryを再起動。sc02b-OMLC4-modem.zip、sc02b-ril-gps-blobs.zip、JB_BigMem_26-aug-12.zipを焼き、再起動する。
・Android起動。各種設定終了後、PlayストアでBuild Prop Editorというアプリをダウンロードする。


・Build Prop Editor起動、ro.telephony.ril_classという項目を探す。「SamsungExynos3RIL」となっているので「RIL」と変更(※注意3参照)する。
・Andorid再起動。ベースバンドバージョンが記入されている、通話や通信が出来れば成功。

※注意2
・xdaの該当スレッドではCF-Root-XX_OXA_JVT-v4.3-CWM3RFS.zipを焼いた後、build.propを編集していますが私としてはROMの5行を消すほうが楽だったので上記のような方法を取りました。どちらの方法でも問題ないと思います。ただしROMによっては5行消しが必要ないものもあります。
・今回はcm-10.1-20130112-NIGHTLY-galaxysmtd.zipを使用しましたが他にも動作するROMがあるようです。
・当然日本語入力はないので別途用意する必要があります。

※注意3
・RILについては通話は使用せずデータ通信の使用のみならば変更を加えないほうが安定すると思います。
パッチ適用で通話通信の両立が可能に。
・ro.telephony.ril_classの変更にかかわらずSIMカードのロックを解除することができないことがありました。

肝心のモバイル通信ですがdocomoのFOMA契約SIMで通話、IIJmioのSIMでモバイルネットワーク通信の動作を確認しました。なお動作は快調です。以前導入したXperia X10のJB環境よりもキビキビ動きます(ハードが違うので当然といえば当然ですが)。

なおMVNOのSIMではアンテナピクト問題が発生しています(IIJmioで確認)。しかし対策をとることで解消することが出来ました。アンテナピクト対策はこちら


通話機能の問題点
通話後、相手側に電話を切られた場合に「SIMがない、またはSIMエラー」と表示されてしまいました(上記スクリーンショット参照)。ただし運用上それほど問題にはならないと思います。
→私の環境では最近は起こらなくなりました。

電源OFFからの起動について
私はこの海外ROM適用+アンテナピクト対策済のGalaxy Sで予備バッテリー運用しています。そのため1度電源OFFにする必要があるのですがその後起動すると…

・APNにはdocomoネットワークが認識されているが通信ができなくなる。またWiFiからモバイルネットワークへの切り替えでも同様のことが起きる場合がある。
・ベースバンド欄が"不明"となり、通信できなくなる。

という症状が多々発生しています。ただし再起動したりModemを焼き直すなどすれば再度認識しました。
この問題に関しては使用しているROMやアンテナピクト対策などいくつかの要因が重なっているかと思います。

というわけでSC-02Bに海外ROM適用した環境でモバイルネットワークや通話機能を使用することが出来るようになりました。随分前から海外ROMを導入することだけは出来ていましたがようやく通信機能が使えるようになり感動もひとしおといったところでしょうか。
ただし全く問題がないというわけでは無いので逐一それに対処する必要があります。

関連記事
GALAXY S(SC-02B)のカスタム記事まとめ

1/15追記
一部手順を改善し簡略化しました。ご指摘ありがとうございました。

1/22追記
docomoがSC-02Bのアップデート行いビルド番号がGINGERBREAD.OMLL1へと更新されました。これに伴い新しいmodenおよびblobsが上記xdaのスレッド上からダウンロード出来るようになっています。

1/26追記
RILについて追記。
別のROMでも動作確認。

3/25追記
問題点についてまとめ。

4/5追記
Xi音声契約のSIMでの動作確認。

8/22追記
通話通信を両立が可能に。

2 件のコメント:

  1. こんばんは^^ CWMでROMを焼くときにドロイド君が!マークのようなものを出して正常にインストールできていないみたいなんですが....

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    1. うまくCF-Root-XX_OXA_JVT-v4.3-CWM3RFS.tarが焼けていないのではないでしょうか。ドライバが正しくインストールされている、tarがPDAにセットされている、端末がしっかりダウンロードモードになっているなど手順1をもう一度確認してみてください。
      またそれでもうまくいかないようでしたらhttp://jisaker0210.blogspot.jp/2012/07/galaxy-ssc-02bics.htmlのようにCWM Managerを使うなど他の方法でも導入することも出来ます。

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