SC-02Bの海外ROMでの通信使用時の注意点

SC-02Bに海外ROMをそのまま焼いただけではモバイル通信や通話ができませんでしたがいくつかの手順を踏むことによりそれが可能になりました。


関連サイト
[SC-02B][CM-10.1_PATCH]Howto install I9000 CM-10.1 ROM to GS1 NTT Japan (xda)
海外ROM適用済みのSC-02Bでモバイル通信が可能に (当ブログ)

念願だった通信機能が使用できるようになったことやGalaxy Sのスペックのお陰で現在でも十分使用に耐えうるものとなったと思います。しかしながらいくつか問題も残っていますので簡単にまとめてみます。

ro.telephony.ril_classの変更の問題

考察時の端末条件
SIM docomo音声契約
ROM C-RoM Mix v13
Kernel Semaphore_JB_2.9.15sj
セルスタンバイ対策済み

・ro.telephony.ril_class=SamsungExynos3RIL
通話可能だが、こちらから切断できない。
docomoネットワークのAPNが正しく表示される。

・ro.telephony.ril_class=RIL
通話可能、こちらから切断できる。
APNが何も表示されず、保存もできない。

ということがありました。
ネット上のいくつかの報告なども合わせると通話機能を主に使う場合はRILに、データ通信を主に使う場合はSamsungExynos3RILにしたほうがよさそうです。
なおデータ通信はIIJmio高速モバイル/Dサービスで、docomoSIMは音声通話で確認。

正直なところ上記の症状がSC-02B全体で起こるのか個々の環境に依存するところなのかよくわからないので参考程度にお考えください。

ちなみにこの考察をするため何回かSIMを入れ替えたりro.telephony.ril_classを変更したりしていましたが端末の調子が悪くなってしまい、ベースバンドを認識しているにもかかわらずモバイル通信できなくなるという状況になってしまいました(バックアップがあったのでリストアして事なきを得ましたが)。
やはり完全な状態にするには自分でビルドから行う必要があるようです。

ベースバンドが再度不明になる問題

また通話機能、データ通信と使用条件を絞った場合でも日常的に使用するには注意する箇所があります。
ひと通り環境を揃えた後、再起動するとベースバンドが再度不明となり通信が行えなくなってしまうことが(多々)あります。こうなった場合は端末を再起動したり再度modemを焼き直すなどすれば再認識されます。しかし一回で済む場合や何度も繰り返してもなかなか不明のままということもあるので若干根気がいるかと思います。

ちなみに焼き直す場合、CWM Recoveryに入って作業することになると思いますが頻繁にこのようなことになると非常に面倒です。しかしZipinstallerというアプリを使うと比較的簡単にこの作業を行うことができます。


アプリ上でインストールしたいzipファイルを選択し、今すぐインストールをタップすると自動で行なってくれます。またその際cacheの削除も指定することができます。一度リストを作成しておけばCWM Recoveryに入って作業するより楽になりました。この他バックアップやリストアも行えるようになっています。

以下のサイトを参考にさせて頂きました
Zipinstallerが無敵すぎるのでオススメしたく。【2013.03.20 追記】  (所感 ~android~さん)

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