長らくドコモ回線を使用していますが留守番電話サービスが月額315円と有料サービスとして設定されています。iモード機を使用していた頃は端末の伝言メモ機能で代用できましたがスマートフォンでは一部端末以外ではそのような機能もなく実現するアプリもありませんでした。
しかし多少手間はかかりますがほぼ維持費無料で擬似的に留守番電話機能を使用する方法があったので試してみることにしました。
なお"ドコモ契約"という見出しですが通話転送を設定すれば基本的にキャリアに縛られることはないと思います。
・手順1:FUSION IP-Phone SMARTのアカウントを取得
この方法の要はFUSION IP-Phone SMARTという050番号が利用できるIP電話サービスを利用することです。他にも多々同様のサービスはありますが月額基本料が無料というところが魅力的な点です。クレジットカードさえあれば特に事務手数料もなく契約することができます。
アカウントを取得すると電話番号が割り振られます。少し時間をおいた後、各種設定から留守番電話設定に入り呼び出し時間を"即時"に変更します。さらに"着信メール通知+録音データファイルの添付"を選択します。
なおメールアドレスには常時使用しているアドレス(今回はメインのGmail)を入力します。キャリアメールが使用できるかは未確認です。
・実際に使用できるか試す
この作業は必須ではありませんが今回初めて契約したため試してみることにしました。このテスト時は一度IP-Phone SMARTの留守番電話の呼び出し時間を即時以外にしておきます。
まず電話アイコンをタップし、設定を呼び出します。
下部のインターネット通話の設定のアカウントをタップします。
着信を許可にチェックを入れアカウントの追加をタップします。
SIPアカウントの詳細に先ほど取得したIP電話の情報を入力、保存します。
ユーザー名にSIPアカウント
パスワードにSIPアカウントパスワード
サーバーにドメインを入力
※上記はGalaxyNexus(4.2.2)での場合です。
実際に通話してみましたがやはり1~2秒ほどのラグがあり快適な通話とはいえません。しかしまったく使用できないとほどでもないと思います。なおこの後は使用することはないので着信許可のチェックを外しました。
・手順2:ドコモの転送でんわサービスを契約する
指定された1つの番号に通話を転送することができます。docomo IDがあればMy docomoから簡単に契約でき、無料で使用することができます。
※ただし転送した場合は通話料がかかります(上記画像参照)。詳しくはドコモウェブサイトでご確認ください。
契約後はこちらの設定方法に従って転送先電話番号(先ほどの050番号)、ガイダンスの有無(無しに設定)、転送までの秒数(今回は10秒)などを設定します。
これでひと通りの準備が完了しました。簡単に表すと…
ドコモ契約の番号に着信がある
↓
指定時間(10秒)後、050番号へ転送
↓
即時にIP-Phone SMARTの留守番電話機能が作動
↓
登録されたアドレスに通知と音声ファイルが届く
という仕組みです。
ポイントはIP-Phone SMARTの留守番電話機能の作動時間を即時に、転送でんわサービスのガイダンスを無しにしておくことです。これにより通話相手が違和感を覚えることはないと思います。
後は端末でメッセージお預かり通知を受信すれば完了です(無論PCでも可)。先ほど録音データファイルの添付を設定してあるので即座に吹きこまれたメッセージを確認することができます。
なお留守番電話の最大保持件数は10件となっているので定期的にウェブ上で削除などを行う必要があります。
注意点
・留守番電話の件数が多すぎたり長い時間吹き込まれるとそのまま自分(ドコモ契約)の通話料に跳ね返る。吹き込まれる回数や時間が多い(315円以上になる)場合は素直に留守番電話サービスを契約した方が良い。
・端末の電源が切れている場合即座に転送されるので"おかけになった電話は~"のガイダンスは流れなくなる。
・12ヶ月間利用料請求がないと解約扱いになる可能性があるので1年に1回は有料通話をする必要がある。但しこの規約は今後再検討されるとの事。
というわけでほぼ維持費無料でドコモ回線に留守番電話機能を追加することが出来ました。ビジネス用途などで留守番電話機能をハードに使用する場合には向きませんが個人利用で予備的な機能として使うには十分だと思います。
9/26追記
一部記事更新。全くの無料維持は不可能でした。
しかし多少手間はかかりますがほぼ維持費無料で擬似的に留守番電話機能を使用する方法があったので試してみることにしました。
なお"ドコモ契約"という見出しですが通話転送を設定すれば基本的にキャリアに縛られることはないと思います。
発信しなければ0円維持が可能 |
・手順1:FUSION IP-Phone SMARTのアカウントを取得
この方法の要はFUSION IP-Phone SMARTという050番号が利用できるIP電話サービスを利用することです。他にも多々同様のサービスはありますが月額基本料が無料というところが魅力的な点です。クレジットカードさえあれば特に事務手数料もなく契約することができます。
アカウントを取得すると電話番号が割り振られます。少し時間をおいた後、各種設定から留守番電話設定に入り呼び出し時間を"即時"に変更します。さらに"着信メール通知+録音データファイルの添付"を選択します。
なおメールアドレスには常時使用しているアドレス(今回はメインのGmail)を入力します。キャリアメールが使用できるかは未確認です。
・実際に使用できるか試す
この作業は必須ではありませんが今回初めて契約したため試してみることにしました。このテスト時は一度IP-Phone SMARTの留守番電話の呼び出し時間を即時以外にしておきます。
まず電話アイコンをタップし、設定を呼び出します。
下部のインターネット通話の設定のアカウントをタップします。
着信を許可にチェックを入れアカウントの追加をタップします。
SIPアカウントの詳細に先ほど取得したIP電話の情報を入力、保存します。
ユーザー名にSIPアカウント
パスワードにSIPアカウントパスワード
サーバーにドメインを入力
※上記はGalaxyNexus(4.2.2)での場合です。
実際に通話してみましたがやはり1~2秒ほどのラグがあり快適な通話とはいえません。しかしまったく使用できないとほどでもないと思います。なおこの後は使用することはないので着信許可のチェックを外しました。
・手順2:ドコモの転送でんわサービスを契約する
指定された1つの番号に通話を転送することができます。docomo IDがあればMy docomoから簡単に契約でき、無料で使用することができます。
ドコモウェブサイトより |
契約後はこちらの設定方法に従って転送先電話番号(先ほどの050番号)、ガイダンスの有無(無しに設定)、転送までの秒数(今回は10秒)などを設定します。
これでひと通りの準備が完了しました。簡単に表すと…
ドコモ契約の番号に着信がある
↓
指定時間(10秒)後、050番号へ転送
↓
即時にIP-Phone SMARTの留守番電話機能が作動
↓
登録されたアドレスに通知と音声ファイルが届く
という仕組みです。
ポイントはIP-Phone SMARTの留守番電話機能の作動時間を即時に、転送でんわサービスのガイダンスを無しにしておくことです。これにより通話相手が違和感を覚えることはないと思います。
後は端末でメッセージお預かり通知を受信すれば完了です(無論PCでも可)。先ほど録音データファイルの添付を設定してあるので即座に吹きこまれたメッセージを確認することができます。
なお留守番電話の最大保持件数は10件となっているので定期的にウェブ上で削除などを行う必要があります。
注意点
・留守番電話の件数が多すぎたり長い時間吹き込まれるとそのまま自分(ドコモ契約)の通話料に跳ね返る。吹き込まれる回数や時間が多い(315円以上になる)場合は素直に留守番電話サービスを契約した方が良い。
・端末の電源が切れている場合即座に転送されるので"おかけになった電話は~"のガイダンスは流れなくなる。
・12ヶ月間利用料請求がないと解約扱いになる可能性があるので1年に1回は有料通話をする必要がある。但しこの規約は今後再検討されるとの事。
というわけでほぼ維持費無料でドコモ回線に留守番電話機能を追加することが出来ました。ビジネス用途などで留守番電話機能をハードに使用する場合には向きませんが個人利用で予備的な機能として使うには十分だと思います。
9/26追記
一部記事更新。全くの無料維持は不可能でした。
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