以前購入したau版iPhone5ですが当然SIMロックがかかっていてそのままではドコモSIMを挿入しても通話やデータ通信は全く出来ません。そのためWiFi運用となっていましたが調べてみるとなにやら脱獄することなくSIMロックを解除する方法があるらしく試してみることにしました。
iPhoneをSIMフリー化する方法はいくつかあるようですがau版のiPhone5で使えそうな手段としてはSIMと本体の間に特殊な基板を噛ませてロックを解除するという手法が取れるようです。というわけでR-SIM7+という製品を購入、amazonマーケットプレイスで1830円でした。
セット内容は専用特殊基板、専用トレイ(iPhone5とiPhone4S)、nanoSIM→microSIM変換アダプタ、イジェクトピンとなっています。専用トレイは5用はブラック、4S用はシルバーとなっていました。
付属の基板ですが非常に薄いです。なおこのR-SIM7+という製品は偽物が出回っているということなので注意が必要とのこと。
トレイに基板をはめてドコモSIMを取り付けます。幸いにも以前nanoSIMに変更してあったのでカットせずに済みました。
今回の環境はauのSIMでアクティベート済み、OSは6.1.3というものです。なお作業のおおまかな手順ですが…
手順1
・WiFi、モバイルネットワーク、音声通話ローミングをオンにする。
・LTE、Assistive Touchをオフにする。
・上記設定が終わったら電源を切る。
手順2
・R-SIM7+とドコモSIMを挿入し、電源を入れる。
・起動後、設定→電話と進むとSIM Appが出現するのでタップする。出現しない場合は少し待つ。
・Select Carrierをタップする。反応がない場合は少し待つ。
・今回はau版なのでJP AUを選択。
・次に画面がSelect Modeに変わるのでiPhone5を選ぶ。
・また画面が変わるので了解をタップし、電源を切る。
手順3
・すぐにiPhoneの電源を入れる。
・WiFiをオフにする。
・キャリア名が検索中となるので暫く待つとNTT DOCOMOに変わる。
・必要に応じてwww.gevey.com/apnにブラウザでアクセスし、APNを設定する(今回は特に設定せず)。
これでドコモの電波をつかむことが出来ました。しかし問題が山積しており、特に通話用途では現時点で常用出来ないと思います。
・上記手順でもうまくいかない場合がある。
これは通話に限ったことではありませんがそもそも100%うまくいくというものではないようです。一度ドコモ電波をつかむことが出来ればその後は比較的つながりやすくなりましたが最初は機内モードのオンオフを繰り返してみるなど試行錯誤が必要でした。
・再起動時、再び設定をやり直す必要がある。
一度ドコモの電波を掴んでも電源を落とすと再び設定をやり直さなければならないのでバッテリー残量に注意しなければなりません。また再び確実につかめるかというと非常に微妙なところかと思います。
・一時的にドコモSIMが使用不可能になる場合がある。
上記手順を踏んでも圏外状態になることがあります。この時、場合によってはSIM自体が使用不能になっていることがあるので一度取り外してドコモ端末で再認識させる必要があります。私の環境ではSO-03C(Xperia ray)を使って携帯電話事業の設定からドコモネットワークを再認識させることにより復旧しました。
・着信ができない。
これが致命的な問題となります。iPhone5から電話をかけることはできますが着信ができませんでした。調べてみるとドコモSIMで着信が可能になる条件としてはXiの音声契約+データ契約があり、iPhoneの設定でLTEをオンにした場合で着信可能という事例があるようです。私の契約ではFOMAの音声のみなので色々と試してみましたが結局出来ず終いでした。
解決方法としては一部の環境には着信を可能にするパッチが存在するらしいので国内版に対応したパッチを待つしかないようです。どうしてもFOMA音声契約で使用したいという事ならば050番号を取得してドコモの番号をそちらに転送してデータ経由で着信するという方法ならば擬似的に発着信が可能となります。ただしデータ契約やWiFiルータが必要となります(もはや電話としての体をなしていない気もしますが…)。
というわけで私のところに届いたR-SIM7+という製品はどうやら本物であり、不良品でもないようです(個人的見解)。しかし今回の実験結果やネット上の様々な報告を見る限り現時点ではau版iPhone5においてドコモのFOMA音声契約のみSIMを使用しての着信ができないことから常用には耐えないようです(softbank版は不明)。
しかしながらここまで出来ればドコモやMVNOのデータプランでの使用は可能かと思います。050で発着信をすれば電話とデータ通信を一台で済ますことができるのでそのような用途ならば意味のある製品といったところでしょうか。
以下のサイトを参考にさせて頂きました。
勢いで書く R-SIM7+ Docomo Xi 成功記録と 偽物 (コンピュータ人生。さん)
iPhone5で R-SIM7+を試す (EeePCからiPhoneへ さん)
今更でスイマセン R-SIM ドコモSIMで発着信方法 (俺ハナ さん)
関連記事
iPhone5記事まとめ
5/12追記
6.1.4でも同一結果
9/13追記
ドコモ版iPhone5s/5cでMVNOサービスは3G通信しか使えないとのこと
9/19追記
iOS7.0でも同一結果
10/23追記
iOS7.0.3での結果
iPhoneをSIMフリー化する方法はいくつかあるようですがau版のiPhone5で使えそうな手段としてはSIMと本体の間に特殊な基板を噛ませてロックを解除するという手法が取れるようです。というわけでR-SIM7+という製品を購入、amazonマーケットプレイスで1830円でした。
セット内容は専用特殊基板、専用トレイ(iPhone5とiPhone4S)、nanoSIM→microSIM変換アダプタ、イジェクトピンとなっています。専用トレイは5用はブラック、4S用はシルバーとなっていました。
付属の基板ですが非常に薄いです。なおこのR-SIM7+という製品は偽物が出回っているということなので注意が必要とのこと。
トレイに基板をはめてドコモSIMを取り付けます。幸いにも以前nanoSIMに変更してあったのでカットせずに済みました。
今回の環境はauのSIMでアクティベート済み、OSは6.1.3というものです。なお作業のおおまかな手順ですが…
手順1
・WiFi、モバイルネットワーク、音声通話ローミングをオンにする。
・LTE、Assistive Touchをオフにする。
・上記設定が終わったら電源を切る。
手順2
・R-SIM7+とドコモSIMを挿入し、電源を入れる。
・起動後、設定→電話と進むとSIM Appが出現するのでタップする。出現しない場合は少し待つ。
・Select Carrierをタップする。反応がない場合は少し待つ。
・今回はau版なのでJP AUを選択。
・次に画面がSelect Modeに変わるのでiPhone5を選ぶ。
・また画面が変わるので了解をタップし、電源を切る。
手順3
・すぐにiPhoneの電源を入れる。
・WiFiをオフにする。
・キャリア名が検索中となるので暫く待つとNTT DOCOMOに変わる。
・必要に応じてwww.gevey.com/apnにブラウザでアクセスし、APNを設定する(今回は特に設定せず)。
これでドコモの電波をつかむことが出来ました。しかし問題が山積しており、特に通話用途では現時点で常用出来ないと思います。
・上記手順でもうまくいかない場合がある。
これは通話に限ったことではありませんがそもそも100%うまくいくというものではないようです。一度ドコモ電波をつかむことが出来ればその後は比較的つながりやすくなりましたが最初は機内モードのオンオフを繰り返してみるなど試行錯誤が必要でした。
・再起動時、再び設定をやり直す必要がある。
一度ドコモの電波を掴んでも電源を落とすと再び設定をやり直さなければならないのでバッテリー残量に注意しなければなりません。また再び確実につかめるかというと非常に微妙なところかと思います。
・一時的にドコモSIMが使用不可能になる場合がある。
上記手順を踏んでも圏外状態になることがあります。この時、場合によってはSIM自体が使用不能になっていることがあるので一度取り外してドコモ端末で再認識させる必要があります。私の環境ではSO-03C(Xperia ray)を使って携帯電話事業の設定からドコモネットワークを再認識させることにより復旧しました。
・着信ができない。
これが致命的な問題となります。iPhone5から電話をかけることはできますが着信ができませんでした。調べてみるとドコモSIMで着信が可能になる条件としてはXiの音声契約+データ契約があり、iPhoneの設定でLTEをオンにした場合で着信可能という事例があるようです。私の契約ではFOMAの音声のみなので色々と試してみましたが結局出来ず終いでした。
解決方法としては一部の環境には着信を可能にするパッチが存在するらしいので国内版に対応したパッチを待つしかないようです。どうしてもFOMA音声契約で使用したいという事ならば050番号を取得してドコモの番号をそちらに転送してデータ経由で着信するという方法ならば擬似的に発着信が可能となります。ただしデータ契約やWiFiルータが必要となります(もはや電話としての体をなしていない気もしますが…)。
というわけで私のところに届いたR-SIM7+という製品はどうやら本物であり、不良品でもないようです(個人的見解)。しかし今回の実験結果やネット上の様々な報告を見る限り現時点ではau版iPhone5においてドコモのFOMA音声契約のみSIMを使用しての着信ができないことから常用には耐えないようです(softbank版は不明)。
しかしながらここまで出来ればドコモやMVNOのデータプランでの使用は可能かと思います。050で発着信をすれば電話とデータ通信を一台で済ますことができるのでそのような用途ならば意味のある製品といったところでしょうか。
以下のサイトを参考にさせて頂きました。
勢いで書く R-SIM7+ Docomo Xi 成功記録と 偽物 (コンピュータ人生。さん)
iPhone5で R-SIM7+を試す (EeePCからiPhoneへ さん)
今更でスイマセン R-SIM ドコモSIMで発着信方法 (俺ハナ さん)
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iPhone5記事まとめ
5/12追記
6.1.4でも同一結果
9/13追記
ドコモ版iPhone5s/5cでMVNOサービスは3G通信しか使えないとのこと
9/19追記
iOS7.0でも同一結果
10/23追記
iOS7.0.3での結果
Its very usefull information about iPhone. I like IPhone..
返信削除Thank you for checking my blog .
削除I like iPhone too :)
Hi Tony, thanks for your share.. I will bookmarked this blog.
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