3万円以内でPC本体をなんとかする

最近知人から3万円以内でデスクトップPC(本体のみ)をなんとかしたいという話をされました。いろいろ考えましたが結局安そうなパーツを見繕って組むことに。

なおその他の条件は無くとにかく価格さえ満たせばとのことだったのでスペックは低めです。

まずCPUですがintelかAMDか迷いましたがマザーの価格を考慮するとLGA1155で組むのが一番安くなりそうだったのでCeleron G1610を選択。ツクモネットショップで3780円でした。

そしてマザーボードですが検索時LGA1155最安だったASRock H61M-VG3とすることに。最安といえど最近のローエンドマザーでもUEFI対応なのでWindows8の高速起動機能を使用することができます。ソフマップ・ドットコムで4060円。

次にメモリですが予算的に8GBは無理だったので2GB二枚組の4GB、SuperTalentのW1333UX4GVとしました。ヨドバシ・ドット・コムで3340円。メモリは価格高騰が顕著に現れていて痛いです。

昨今ODDレスのPCも珍しくはありませんが今回は必要だったのでLGのGH24NS95(バルク)を購入。ツクモネットショップで1890円でした。

マザーがMicroATXだったのでケースは選び放題ですがミドルタワーではさすがに大きいのでミニタワーから選択。GMCのMuseという製品です。ドスパラネット通販にて2980円。余談ですが自作PCを知らない人はこのミニタワーサイズですら大きく感じるようです。しかしこの選択が後々…。

上記ケースは電源別売だったためATX電源では現状最安品のサイズIchi Power 250 IP250Bを購入。ドスパラネット通販で1820円でした。電源本体ですがやはり非常に軽いです。

OSに関しては特に指定はないのでWindows8 64bitを選びました。NTT-X Storeで7580円。ちなみに今回購入したWin8にはESETの1台1年版がバンドルされていました。

残すはHDDですがここで残金は4460円。価格比較サイトで調べるとこの金額で買えるHDDはありませんでした(考察時最安は東芝のDT01ACA050で4748円)。今回は兎にも角にも30000円以内というのが絶対条件なので結局…

現在は使用していないWD6401AALSをストックから出すことにしました。ちなみに中古相場では3490円のようです(ドスパラ中古にて)。

という訳で今回かかった費用は29030円となりました。しかしHDDが中古品なので新品を選ぶとなると東芝のDT01ACA050にしたとして実際は30288円となるかと思います。結果的に30000万円以下で組むことができたかといえば今回は無理でした。
しかしケースをGMCのB-4(2480円)にすると500円浮くのでこれならば見事に30000円以内に収まりました。ミドルタワーというのが少々難点ではありますが。

今回のような低予算PCの場合、1円単位での差が物を言うのでうまくショップのセール品を購入することができれば全く無理な話ではないでしょう。いずれにせよ限られた条件のもとパーツを選択していくというのが自作PCの醍醐味ではないかと思います。

なおこの3万円PCですが安かろう悪かろうではなく特に問題はありません(工業製品なので無論初期不良は否定出来ませんが)。マザーはオール固体コンデンサ仕様、CPUパワーも十分でさらにFast Boot機能を使えば起動も早いです。ケースに関しても作りはしっかりしておりユニークなデザインだったので知人も気に入っているようでした。

※価格は執筆時のものです。