GalaxyNexusをCyanogenMod11を使ってKitKat化する

Googleによるアップデートが打ち切られてしまったGalaxyNexus(SC-04D)ですがAOSP版4.4をベースとしたカスタムROMが登場、焼いてみました。そして現在xdaではKitKat(Android4.4)をベースとしたCyanogenMod11(非公式版)が早速GalaxyNexus向けROMとしてアップロードされています。


まだ開発が始まったばかりということでざっと見てみるとCM10.2に比べカスタム出来る項目が殆どありません。素の状態のAndroidと言った感じです。
以下は簡単な手順ですが各種カスタムは自己責任で行って下さい。

準備するもの
・Android開発環境
・BL Unlockし、カスタムリカバリーを導入したGN
・GN用CM11 (cm-11-20131113-UNOFFICIAL-maguro.zip xdaより)
・KitKat用Gapps (gapps-kk-20131113.zip こちらより)

手順
・ダウンロードしたファイルをGNにコピーする。
・カスタムリカバリーへ再起動、各種wipe実行後にCM11とGappsを焼く。


特に問題なく導入することが出来ました。端末情報にてKitKat、CM11であることが確認できます。


気づいたことですが…

・カクつくこともなく動作自体は問題無いと思います。ただし日本語IMEはインストールされていないので別途用意する必要があります。

・ホームアプリがNexus5にプリインストールされているGoogleHomeに加えてLauncher3というものがインストールされていました。ナビバーが透過されているなど両者の違いはほとんどありません。しかしGoogleHomeではホーム画面長押し→設定を選ぶとGoogleNowに関する設定が出てきましたがLauncher3では通常の設定が表示されます。そのためLauncher3では右スワイプでGoogleNowを表示させることが出来ませんでした。

・アンテナピクトは最初から表示されていました。しかしAOSP版ではIIJmioのSIMを挿入した場合にドコモMVNOのAPNが表示されていましたがCM11ではドコモのAPNしか無く手動で設定する必要がありました。

・私の環境固有の問題かわかりませんがGmailでメールを開こうとすると強制終了してしまいました。また標準ブラウザを使用すると画面の一部が正常に表示できなくなってしまうのでChromeなどを使う必要があります。

・AOPS版でも起こっていましたがスクリーンショット、画面ローテーションを行うとグリッチ(ノイズ)が発生します(使用には問題なし)。


・ベンチマークに関しては上記画像のような結果でした。CMということでガバナーやスケジューラー、CPUクロックが設定できます(interactive、deadline、Max 1.2GHzで計測)。

ということでCM11でした。まだまだ実装されている機能は少ないですがKitKatカスタムROMの選択肢が増えてきたということで喜ばしいことだと思います。

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