SC-02BにKitKat(4.4)ベースのカスタムROMが登場

GalaxyS(SC-02B)はSAMSUNGによるアップデートがGBまで行われました。それ移行は打ち切られてしまいましたが海外有志によるICSやJBベースのカスタムROMが作成され、今でもその人気は衰えません。そしていよいよAndroid最新バージョンであるKitKat(4.4)ベースのカスタムROMが登場しました。


これはKitKatをベースとしたCyanogenMod11(非公式版)です。前回のGalaxyNexus同様、開発初期段階とのことで従来のCyanogenModに見られた多くの機能は実装されておらず、素のAndroidと言ったところです。

準備するもの
・Android開発環境
・カスタムリカバリー導入済みのSC-02B
・GalaxyS用CM11 (cm-11-20131114-UNOFFICIAL-galaxysmtd.zip xdaより)
・KitKat用Gapps (gapps-kk-20131113.zip こちらより)

※実際に焼いたROMは1114ですが今後のバージョンアップで動作が異なる可能性がありますのでご注意下さい。また各種カスタムは自己責任で行って下さい。

手順
・ダウンロードしたCM11とGappsをSC-02Bへコピーする。
・カスタムリカバリー起動。各種wipe実行後、焼く。


端末情報にてAndroid4.4、CM11であることが確認できます。現段階ではCM11に対応するSC-02B用カーネルが無いためベースバンドバージョンは不明となっています。
ちなみにCM10.2用のカーネルを焼いてみましたがassert命令でエラーが発生してしまいました。その後削除してみると焼くことは焼けましたがロゴループとなり起動はできませんでした。

GoogleHomeのアプリドロワー

プリインストールアプリ一覧。なおホームアプリですがこちらもGNにCM11を焼いた時と同様にGoogleHomeとLauncher3の2種がインストールされていました。


Antutuにてベンチマーク計測。条件はinterractive、Max 1.2GHz、deadline、メモリーマネージメント各種設定有効というもの。


他に気になったことに関してはハードウェアキーのメニューを押すとホームアプリを長押しした際に出現する画面となります。その後設定をタップした時の動作ですがGoogleHomeの場合はGoogleNow関連へ、Launcher3の場合は通常の設定を開く様になっていました。まだこの辺りはGalaxyS向けにカスタムされきれていない印象です(当然といえば当然ですが)。

ということでSC-02BのKitKat化でした。おそらく今後正式版CM11や様々なKitKatROMが登場すると思いますがモバイル通信機能を使用するためには国内カーネルが必須となってきます。仮に登場したとしても通話通信両立パッチも必要となってくるのでSC-02Bを完全なものとするにはいくつかのハードルを超えなければいけないのが現状です。
他人任せで勝手なことを言っているのは重々承知ですが開発に期待したいと思います。

当面はCM10.2+GalaxyS4スタイル環境を維持して様子見といったところでしょうか。

関連記事
GALAXY S(SC-02B)のカスタム記事まとめ

11/29追記
xdaにてSC-02B用カーネルの公開をしてくださっていたdidhiy氏ですがどうやら今後開発は続けられないようです。
今までありがとうございました。

12/23追記
CM11を導入したSC-02Bで通話通信機能が利用可能に

コメント

  1. いまさらなんですが改造を試みてます!
    どのブログでも焼くと簡潔に書かれてますけど初心者なんでよくわかりません、、、
    カスタムリカバリ導入まではできました
    手順の各種wipeと焼くという部分を詳しく教えてほしいです!お願いします!

    返信削除
    返信
    1. 各種wipeとはカスタムリカバリで以下の3点をwipeすることを指しています。
      ・wipe data/factory reset
      ・wipe cache partition
      ・wipe dalvik cache (advanced内)

      削除

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